法テラス青森の前任の北窓弁護士の紹介で、青森県社会福祉士会のユース部会の研修会に参加してきました。
毎年3月に行っているそうで、春休みなので福祉大学の方なども参加できます。
会場がカフェということで、チラシにも良く読むと「ラフな気持ち&服装でご参加ください!」と書いてあったのに、読み落としてスーツで参加してしまいました(あともう1人だけスーツの人がいました)。
大変勉強になり、参加して本当に良かったと思います。法テラスという社会資源についても紹介してきたので、活用が進むと良いと思います。
研修は、最初に青森県社会福祉士会(ユース部会)の紹介があり、本体部分は、前半がシンポジウム「若手福祉職としての”いま”と”これから” ~将来の「夢」とその「実現」のために~、ということで、シンポジストである先輩社会福祉士さんのお話、後半がワールドカフェ「若手福祉職による白熱トークセッション」でした。
◯ 組織率36.35%=全国ナンバーワン
社会福祉士会は任意加入制だそうで、青森県社会福祉士会は、組織率36.36%で全国ナンバーワンとのことでした(青森県全体でではなく青森市の辺りの支部が、だったかもしれません)。
研修会を通じて一番印象的だったのは、主催側の方々からも他の参加者の方々からも、「仲間になろうよ」「一緒にやろうよ」というムードがとても強く感じられたことでした。
任意加入制だからこそ仲間を増やす努力をするのでしょうし、「関係者との連絡及び調整」を職務とする社会福祉士の本質がこういった所にも表れているのかもしれないな、と思いました。
◯ワールドカフェ
次のようなやり方で行われるトークセッションで、ぼくは初体験でした。
(1)各テーブルに4人づつテーブルに座る。そのうち一人がテーブルの主になる。
(2)テーブルごとに、あるテーマについて自由に話す。
(3)時間が来たら、主以外のメンバーは別のテーブルに移る。
(4)メンバーが入れ替わるので、各メンバーがそれぞれ今までに話された内容を紹介し合った上で、さらに自由に話す。
(5) (2)~(4)を数回繰り返したら、最初のテーブルに戻る。
(6) 最初のテーブルでまとめをして終わる。
※ グループワークのような「発表」はしない。
一度に4人であれば顔と名前も覚えやすいし、全員が充分発言できます。
「発表」がないので、気軽に話すことができます。気軽になるように、発表なしで、会場も会議室でなくカフェで行うのだそうです。
今回のテーマは「つながり」というものだったのですが、いくつかのテーブルを巡ると、同じテーマからかなり違った切り口の話が出ていました。そして、その情報がメンバーのシャッフルで他のテーブルに移植され、さらに発展していく、ということが繰り返されるので、とても沢山の考えや発想に触れることができました。
主催者が結果を報告しなければならない場合、まとめや発表があるグループワークの方が便利なのでしょうが、参加者の研修と参加者間のつながりだけが目的であれば、このワールドカフェ方式は沢山のアイディアを共有するのにむしろ適しているのではないかと思いました。
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