認知症サポーター養成研修というものがありました。講師は包括支援センターの方です。
良い対応と悪い対応を教える寸劇が、なんと、突然アポ無しで法律事務所を訪れて消費者被害らしきことを訴える認知症の方に、弁護士が対応する、というものでした。
そして、今日は本物の弁護士がいるからやってもらいましょう、ということになってしまいました。
「講師による悪い例の寸劇→ぼくのロールプレイ→講師による良い例の寸劇」、の順で行ったのですが、勉強になったなと思ったのが、ぼくはロールプレイで、なんとか法律相談をしよう、法的助言をして解決に近づけよう、として悪戦苦闘したのに対して、講師の演じる弁護士は、法的助言はしないで包括支援センターにつないでいたことでした。
これは、認知症の方が法律事務所に来た場合に、支援者からは必ずしも弁護士に法律相談が期待されているわけではないし、法律相談をしなければならないというのも固定観念である可能性があるわけですね。
これからは、今までよりも、もう少し広く対応方法を考えていけるような気がしました。