八戸市市民後見推進協議会が,八戸市成年後見センター(八戸市社協)に委託をして,八戸圏域連携中枢都市圏内(※)の成年後見制度の活用に関するニーズの調査を行いました。
※八戸圏域連携中枢都市圏:八戸市+三戸郡の6町村(三戸町・五戸町・田子町・南部町・階上町・新郷村)+上北郡おいらせ町の8市町村のこと
結果が載っているのが八戸市市民後見推進協議会のページです。
「平成30年1月12日(金)開催」のところの「調査概要・結果」(PDF)に調査結果が載っていて,「会議録」(PDF)に調査についての説明が載っています。
特に大事と思うところをピックアップすると,概要次のようなところだと思います。
(1) 八戸圏域の人口は32万人あまり
(2) そのうち「要支援者」が1012人いる(要支援者=ここでは,判断能力が不十分で一定の類型に該当する人のこと。法律行為や財産管理に支障を来していたり,虐待が疑われたり。)(調査結果3ページ)≒後見等の必要
(3) 「要支援者」のうち,本人や親族による後見等申立てが難しいと思われる方が285人(28%あまり)いる(調査結果6ページ)≒首長申立+第三者後見の必要
(4) 「要支援者」のうち月収12万円未満の方が724人(70%あまり)を占める(調査結果6ページ)≒報酬助成の必要
(5) 専門職後見人の就任キャパはあと106人分しかない(調査結果通算15ページ(専門職の部の3ページ))≒担い手拡大の必要
人数の数え方が延べ人数であることなど,読み方に留意すべき点もありますので,詳しくは調査結果をご覧下さい。